エラー:
エラーメッセージの意味

Max ウィンドウのエラー報告

プログラムのミスがあった場合、Max は Max ウィンドウにエラー報告を表示します。以下は、目にする可能性があるエラーメッセージと、そのエラーが起こりやすい状況について述べたリストです。、

“$” variable out of range
メッセージボックスに送信されたメッセージに対して $1 - $9 の範囲以外のアーギュメントナンバーへの参照を行なった場合に起こります。

<filename>: error opening file (and variations)
正しい場所に置かれているファイルを開くときに起こったエラー。ほとんどの場合、ファイル、またはメディアに問題があります。

<objectname>: <filename>: can’t open
パッチやオブジェクトが別のファイルからデータを読み込むようになっている場合、そのパッチがロードされる際、あるいはオブジェクトが生成される際に起こります。自動的に読み込まれるファイルが Max のサーチパスで見つからないか、オブジェクトが開くことができないタイプのファイルです。多くの場合、coll、seq、table などのオブジェクトに対するアーギュメントとして、誤ったファイル名が指定されています。ファイルが Max サーチパス内にあるかどうかを確認して下さい。

<objectname>: bad argument
タイプイン・アーギュメントを伴った新しいオブジェクトを生成する際に起こります。オブジェクト名の後に入力したものに何か間違いがあります。多くの場合、アーギュメントとしてシンボルを受け取ることを前提としているオブジェクトに数値を入力していたり、その逆であったりします。Object セクションにある、オブジェクトのアーギュメント指定リストをチェックして下さい。

<objectname>: bad arguments for message <message>
オブジェクトが理解できるメッセージを受信した際、そのメッセージのアーギュメントの1つが、受信側のオブジェクトが要求するものと異なっていた場合に起こります。多くの場合、シンボルアーギュメントを受け取ることを前提としているオブジェクトに対して数値を送信したり、その逆であったりします。Object セクションにある、オブジェクトのインプット・リストをチェックして下さい。

<objectname>: doesn’t understand <message selector>
オブジェクトが、理解できないメッセージを受信した場合に起こります。インレットに不適切なメッセージを送信してしまうようなパッチコード接続を行なっている可能性があります。例えば、Maxは メッセージボックスのアウトレットからどのようなメッセージが送信されるかを知る手段をもたないため、メッセージボックスのアウトレットからは、ほとんどのインレットへの接続を許可してしまいます。このようなケースでは、プログラムをテストして、実際にメッセージが送信されるまで、エラーが起こることが明らかにはなりません。

<objectname>: message too long <message>
256 を超える要素を持ったメッセージが送信された場合です。

<objectname>: missing arguments for message <message>
オブジェクトが理解できるメッセージを受信した際、メッセージの中で必要なアーギュメントが1つ以上失われている場合に起こります。Object セクションにあるオブジェクトへの入力に関する記述をチェックして下さい。

<objectname>: No such object
新しいオブジェクトを生成するとき、あるいはドキュメントをロードするときに起こります。パッチャーを編集している際に、オブジェクトボックスに存在しないオブジェクト名(あるいは、Max のサーチパス内に存在しないオブジェクト名やサブパッチ名)を入力した場合、Max はこのエラーメッセージを生成します。

ドキュメントを開いたとき、そのドキュメントの中に (Max サーチパス内に置かれていない、あるいはもともと存在しないために)Max が見つけることができないオブジェクトが含まれている場合、Max はそのオブジェクトが存在するかのように表示しますが、オブジェクトボックス内のオブジェクト名は点線の枠で囲まれ、Max ウィンドウにエラーメッセージが表示されます。オブジェクト名を入力し直して正しいオブジェクトを作ることができるため、その場合に備えてオブジェクトボックスへの接続は維持されています。

ファイル内で参照されるユーザインターフェイスオブジェクトを配置することができない場合にも、同様なボックスが描かれます。

<objectname>: fragment file not found
このエラーは、コレクティブが、コレクティブの中に不適切に保存されているエクスターナルオブジェクトを参照した場合に起こります。このエラーは、Max の現行バージョンでは起こりません。、

<objectname>: <filename>: file not found
このエラーはファイル名が read メッセージのアーギュメントとしてオブジェクトに渡された場合、あるいは、パッチャー内に保存されるオブジェクトの中に格納される場合に起こります。ファイルは Max のサーチパス内にも、あるいはフルパス名でも置くことができません。

<symbol>: bad arg types
パッチの実行中に、&|<<>> のようなビット演算子のインレットでシンボルを受信した場合に起こります。ビット演算子に対して数値メッセージだけが送られているかどうかをチェックして下さい。

<symbol>: no such object
メッセージが send オブジェクト、または、セミコロン(;)の後にレシーバ(受信オブジェクト)の名前が入力された メッセージボックスに送信された際、send オブジェクトや メッセージボックスで指定された名前の receive オブジェクトが存在しない場合に起こります。

<number>: not a symbol
メッセージボックス内でセミコロンの後に続けられた要素(メッセージのレシーバを指定するものです)がシンボルでない場合に起こります。

<filename>: bad magic number <filename>: corrupt binary format file
開こうとしたファイルが壊れている場合、あるいは、正しくフォーマットされた Max ドキュメントでない場合に起こります。可能ならば、バックアップコピーからファイルを復元して下さい。

<filename>: error creating file
ファイルへの書き込みの際にエラーが生じました。ディスクにライトプロテクト(書き込みに対するプロテクト)がかかっている、あるいはディスク容量がいっぱいになっている場合が考えられます。

<filename>: out of memory writing file
保存しようとしたファイルに書き込みを行なうために十分なメモリがありません。可能ならば、保存しようとするファイルと関係ない他のファイルやウィンドウを閉じて下さい。

ad: Floating point exceptions were caught <number of exceptions>
(Windows のみ)オーディオ処理の実行中に、浮動小数点例外処理がキャッチされ、オーディオが停止してしまった場合に、このメッセージが Max ウィンドウに送られます。このメッセージは、キャッチされた例外処理の数を報告し、問題の重大さの度合いを示してくれます。これは、不正な数値の生成を引き起こす原因となるような浮動小数点演算のアンダーフローによってトリガされます。これはパフォーマンスに衝撃を与えるかもしれないため、パッチャーを変更して例外を発生させ、処理を停止させてみたいと思うかもしれません。

admme: unable to open wave input device.
admme: unable to open wave output device.
admme: unable to start output.
admme: unable to start input.
ad_mme: stopping due to error.
ad_mme: No MME input or output devices found.

(Windows のみ)一番最後に行なった、オーディオデバイスのドライバアップデートをチェックしてみて下さい。他のオーディオアプリケーションをすべて終了させ、必要なら再起動して、再度試してみて下さい。また、念のため、入力デバイス(Input Device)、出力デバイス(Output Device)、サンプリングレート(sampling rate)、IO ベクタサイズ(IO Vector Size)、シグナルベクタサイズ(Signal Vector Size)が適切に選択されているかどうかを確認するために、DSP ステータスウィンドウの設定をチェックして下さい。それでも解決しない場合には、Cycling '74 サポートに連絡して下さい。

ad_directsound: can't create directsound object.
ad_directsound: can't create directsoundcapture object.
ad_directsound: Failed to set cooperative level to priority.
ad_directsound: Failed to create primary buffer.
ad_directsound: Failed to set format of primary buffer.
ad_directsound: failed to create output DirectSoundBuffer.
ad_ds: No directsound input or output devices found.
ad_directsound: unable to Play output buffer.
ad_directsound: unable to Start input buffer.
ad_directsound: stopping due to error.

(Windows のみ) 一番最後に行なった、オーディオデバイスのドライバアップデートをチェックしてみて下さい。他のオーディオアプリケーションをすべて終了させ、必要なら再起動して、再度試してみて下さい。また、念のため、入力デバイス(Input Device)、出力デバイス(Output Device)、サンプリングレート(sampling rate)、IO ベクタサイズ(IO Vector Size)、シグナルベクタサイズ(Signal Vector Size)が適切に選択されているかどうかを確認するために、DSP ステータスウィンドウの設定をチェックして下さい。それでも解決しない場合には、Cycling '74 サポートに連絡して下さい。

ASIOCreateBuffers error
(Windowsのみ) この問題は、ASIO デバイスの初期化の際に発生します。一番最後に行なった、オーディオデバイスメーカーからのドライバアップデートをチェックしてみて下さい。デバイスのメーカーから提供されるオーディオデバイスのコントロールパネルで、別のデバイスバッファサイズとレーテンシの設定で試してみて下さい。他のオーディオアプリケーションがオーディオデバイスを使用していないかどうかチェックして下さい。また、オーディオデバイスが Windows システムサウンドのデフォルトオーディオデバイスになっていないかどうかチェックして下さい。

bad message
<objectname>: doesn’t understand <message selector> というメッセージと同様です。

bad receiver
<objectname>: doesn’t understand <message selector> というメッセージと同様です

bag | float | int | pack | table: missing or incorrect arguments to send
パッチの実行中に、bagfloatintpacktable オブジェクトが、アーギュメントを持たない send メッセージ、または、シンボルでないアーギュメントや、存在する receive オブジェクトの名前でないシンボルによるアーギュメントを持った send メッセージを受信した場合に起こります。

can’t connect <objectname> to <objectname>
アウトレットを、送信するメッセージを理解できないインレットに接続しようとしたときに、このアドバイスメッセージが表示されます。また、マウスをインレットの上に置いたときに、インレットがハイライト表示されないことにも気がつくでしょう。。

can’t fragload <objectname>: missing <libraryname>, err <number>
特定の共有ライブラリに依存するエクスターナルオブジェクトが、その共有ライブラリが利用できないためロードされない場合です。非 MSP バージョンの Max に MSP オブジェクトを使用しようとした場合(この場合、存在しないライブラリは MaxAudioLib と呼ばれるものです)、あるいは、より古いバージョンの Max/MSP のために作られたエクスターナルオブジェクトを使おうとした場合(例えば、OS X バージョンの Max/MSP で OS 9 バージョンのエクスターナルをロードしようとした場合)にこのエラーに遭遇します。そうでない場合、この問題を解決するためには、共有ライブラリを再配置するか、システムのアップデートを行なう必要があるかもしれません。

check failed: t_newptr in overdrive
オブジェクトが割り込みレベルであまりにも多いメモリを割り当てようとした際に、このメッセージが表示されます。これがオブジェクトのバグを表すものでない場合、パッチを修正してメモリが割り当てられる場所に defer オブジェクトを使わなければなりません。1つの例として、データの大きなリストを coll オブジェクトに格納しようとする場合があります。詳細は Max リファレンスマニュアルの defer オブジェクトのページを参照して下さい。

check failed: <message>
Max アプリケーション、またはエクスターナルオブジェクトにバグがある場合に起こります。このようなメッセージが表示された場合、その内容とコンテキストを Cycling '74に報告して下さい。

could not load QuickTime function:
(Windows のみ) 必要な QuickTime の関数が見つかりませんでした。QuickTime for Windows がインストールされていること、および、すべてのオプションのコンポーネントを「完全インストール」ように選択したかどうかを確認して下さい。

Error loading external file <filename>
Max がエクスターナルオブジェクトを startup フォルダにインストールした場合に起こります。エクスターナルオブジェクトのファイルは壊れています。オリジナルディスクからエクスターナルオブジェクトのファイルを復元してみて下さい。

funbuff: bad file type funbuff: file not found
パッチがロードされる際、あるいは、別ファイルからの読み込みを行なう funbuff オブジェクトが作られる際に起こります。funbuff へのファイルの読み込みでエラーが発生しています。これは、ファイルが適切なフォーマットでないため(ファイルフォーマットは、最初に funbuff という語で始まり、スペース区切りの数値のリストが続く形式になっています)、あるいは指定された名前のMaxファイル、またはテキストファイルが見つからないためです。ファイルが Max のサーチパス内に置かれていること、そして適切なフォーマットであることを確認して下さい。

grab: can only connect to leftmost inlet
grab オブジェクトの右アウトレットを、他のオブジェクトの間違ったインレットに接続しようとしたときに起こります。grab の右アウトレットは、他のオブジェクトの最も左のインレットにのみ接続できます。

graphic: <name> already exists
名前を持ったグラフィックオブジェクトを作る際、その名前がtablesend/receive のペアなどのような他のオブジェクトによってすでに使用されていた場合に起こります。

inlet: wrong message or type
パッチの実行中に、オブジェクトの左インレット以外のインレットで、理解できないメッセージを受信した場合に起こります。

midi_mme: unable to open midi input device midi_mme: unable to open output device
(Windows のみ) Max は、MIDI 入出力デバイスをオープンすることができませんでした。他のすべての MIDI アプリケーションを終了させ、再び試してみて下さい。

MSP/ASIO: Unexpected error loading driver
MSP/ASIO: error loading ASIO driver for
MSP ASIO: Error loading driver

(Windows のみ) この問題は、ASIO ドライバのロードの際に発生します。一番最後に行なった、オーディオデバイスメーカーからのドライバアップデートをチェックしてみて下さい。他のオーディオアプリケーションがオーディオデバイスを使用していないかどうかチェックして下さい。また、オーディオデバイスが Windows システムサウンドのデフォルトオーディオデバイスになっていないかどうかチェックして下さい。

MSP ASIO: : initialization error
MSP/ASIO: : can't deal with bufsize
MSP/ASIO: : data format <format> not supported
MSP/ASIO: : driver start error

(Windows only) この問題は、ASIO デバイスの初期化の際に発生します。一番最後に行なった、オーディオデバイスメーカーからのドライバアップデートをチェックしてみて下さい。デバイスのメーカーから提供されるオーディオデバイスのコントロールパネルで、別のデバイスバッファサイズとレーテンシの設定で試してみて下さい。他のオーディオアプリケーションがオーディオデバイスを使用していないかどうかチェックして下さい。また、オーディオデバイスが Windows システムサウンドのデフォルトオーディオデバイスになっていないかどうかチェックして下さい。

no inspector for <objectname>
オブジェクトを選択して、Object メニューから Get Info... を選んだ際に、インスペクタを表示させたいオブジェクトのためのインスペクタパッチが見つかりませんでした。通常、インスペクタファイルは patches フォルダの中の inspectors と呼ばれるフォルダの中にあり、ファイル名は、<オブジェクト名>-insp.pat という形式になっています。しかし、ファイル名が正しくつけられていれば、サーチパス内の任意の場所に置くことができます。

no resource <filename>
このエラーは、スタンドアロン・アプリケーションをテストしていて、Search for Missing Files オプションがオフになっている場合に起こります。名前つきのオブジェクトやファイルは、スタンドアロンの作成元のコレクティブにはインクルードされて(含まれて)いません。ランタイム版の Max はファイルの探索を行なわないため、スタンドアロンの中でリソースとして見つからなかった場合に、そのファイルが見つからないことを宣言します。

not enough memory to open <filename> <filename>: can’t load, out of memory
ファイルが大きすぎてオープンできません。パッチャーファイルをオープンするためには、実際にそのファイルを使用するために必要なメモリより、さらに多くのメモリを必要とすることを覚えておいて下さい。

object box has comma or semicolon:
オブジェクトボックスの中にカンマ、またはセミコロンをタイプしたことを示します。パッチの読み込みの際にこのエラーが起こった場合、そのファイルは壊れていることが多いようです。

offscreen buffer couldn’t be allocated
グラフィックウィンドウ内で、オブジェクトが動作するための十分なメモリが得られません。

patcher: unknown script keyword <keyword>
thispatcher オブジェクトに送信されたスクリプトメッセージのキーワード・アーギュメントが認識されません。

patcher connect: inlet <number> out of range
オブジェクトの名前やアーギュメントを編集する際、それらがすでにパッチャー内に存在している場合に起こります。そのオブジェクトに接続されていたパッチコードは、接続することができなくなります。オブジェクトボックスの内容を変更すると、オブジェクトのインレットとアウトレットの数も変わるかもしれません。また、Max はオブジェクトボックスに間違った内容がタイプされた場合には、一切オブジェクトを生成することはできません。

QT images not supported in 8 bit color mode
(Windows のみ) QuickTime イメージをロードしようとしましたが、ディスプレイ解像度が8ビットのカラー深度にセットされています。できれば、24ビット、または32 ビットまでカラー深度を増やすように、ディスプレイの設定を変更して下さい。

read failed
ファイルがオブジェクトに読み込まれる際に起こります。Max のファイル読み出しのときにエラーが起こり、データをロードできませんでした。そのファイルが読み込みを行なうオブジェクトにとって適切なフォーマットかどうかを確認して下さい。

rescopy: failed to add XXXX N, error N
エクスターナルオブジェクトのインストールの際に起こります。このメッセージは(特に何回も表示されるようなときには)、エクスターナルオブジェクトのリソースを格納するために使われる Max の Tempファイル(テンポラリファイル)に問題があることを示している場合があります。このエラーが1、2 回表示される程度であれば、オブジェクトの中のリソースが見つからない、もしくは2つ以上のオブジェクトが同じ ID ナンバーを使おうとしてコンフリクト(衝突)を起こしている可能性があります。XXXX が STR#の場合、この問題は、オブジェクト上でアシスタンスを得ようとするときに表示される文字列に影響を与えるだけなため、重大な問題であると考える必要はありません。

rescopy: failed to get <resource type> <ID number>
エクスターナルオブジェクトをインストールする際に起こります。エクスターナルオブジェクトのファイルは破損しています。オリジナルディスクから、エクスターナルオブジェクトの新しいコピーによって復元を行なって下さい。

script: <keyword>: variable <variablename> empty
thispatcher に送られるスクリプトメッセージが、すでにオブジェクトに割り当てられていない変数を参照した場合に起こります。

script: <keyword>: no variable <variablename>
thispatcher に送られるスクリプトメッセージがまだ未定義な変数、あるいは与えられていない変数を参照しようとした場合に起こります。、

script: instance <number> of <objectname> not found
thispatcher オブジェクトに対して nth スクリプトメッセージが使用されたとき、指定されたインデックスがパッチャー内の指定されたクラスのオブジェクトの数よりも大きい場合にこれが起こります

script: name <variablename> already in use
thispatcher オブジェクトへのスクリプトメッセージがオブジェクトに変数名を割り当てようとしたとき、それがすでに使用されている変数名であった場合にこれが起こります。このエラーは Object メニューから Name... ウィンドウを選んでオブジェクトに名前を割り当てる場合には起こりません。

send: <symbol>: already exists receive: <symbol>: already exists
send あるいは send receive に対して、アーギュメントとして名前を書き込んだとき、その名前がすでに table や他のオブジェクトで使用されているものであった場合に起こります。

sxformat: illegal type in message
パッチの実行中に、sxformat のインレットで int 以外の何らかのメッセージを受信した場合に起こります。

text: <filename>: file is protected
テキストとして編集されないように保護されている Max バイナリパッチャーファイルを開こうとした場合に起こります。

textbox: bad args
Max ドキュメントを開くときに起こります。そのドキュメントは破損しています。

Unable to load MaxQuickTime.dll. Error code.
(Windows のみ) Max の必要なコンポーネントが見つかりません。この問題が解決されるかどうかを確認するために、再インストールを試みて下さい。解決しない場合には、Cycling '74 のサポートに連絡して、メッセージとエラーリポートを提供して下さい。

warning: extra arguments for message
オブジェクトが要求するより多いタイプイン・アーギュメントが与えられた場合、または、入力されたメッセージによって与えられたアーギュメントが多すぎる場合に起こります。通常、これは何らかが正しく行なわれなかったという警告を示しているだけで、基本的には無害です。

warning: <objectname>: no port <symbol>, using <default port>
MIDI オブジェクトのオブジェクトボックスに port アーギュメントがタイプされた際、その時点でポート名が有効でない場合にこれが起こります。有効なポート名は MIDI Setup ダイアログボックスにリストとして表示されます。デフォルトのポートは、MIDI Setup ダイアログのデバイスリストの最初にある名前のものです。

エラーダイアログ

すぐに注意しなければならないようなエラーが起こった場合、エラーはダイアログボックスとして表示されます。次のようなエラーはダイアログを表示します。。

Choose Resume from the Edit menu to restart the Max scheduler…
Max がハードに働き過ぎて、コマンドに応答する時間がなくなってしまうことがあります(例えば、できるだけ速くbang メッセージを送信しようとする多くの metro オブジェクトがある場合、あるいは、Max がオーバーロードするようなループを作ってしまい、スタックオーバーフローが起きてしまった場合)。Macintosh では [Command] キー、Windows では [Control] キーを押したまま、ピリオドを入力すると Max のスケジューラが停止し、オーバーロードを起こした処理をオフにする時間を与えてくれます。Max のタイマが停止した場合、上記のメッセージがダイアログボックスに表示されます。Edit メニューから Resume を選び、Max のタイマを再スタートさせて下さい。

No help available for <objectname>.
その名前のオブジェクトに対応した、max-help フォルダにあるヘルプファイルを見つけることができませんでした。オリジナルの Max ディスクからヘルプファイルを復元して下さい。

Stack Overflow
オブジェクトの出力が、そのオブジェクトのインレットにフィードバックされ、一種のループを作ってしまった場合に起こります。スタックオーバーフローの原因となった処理を中止した後、Edit メニューから Resume を選んで Max スケジューラを再スタートさせて下さい。

参照

デバッグ パッチのデバッグのためのテクニック