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| OS Xでのインストール | How to install Java on Mac OS X |
すばらしいニュース：OS X の動作するマシンを使っている場合、おそらくJava 仮想マシンの適切なバージョンがシステム内にすでにインストールされているでしょう。JVM（Java Virtual Machine) がインストールされているかどうかを確認するためには、新規にターミナルウィンドウを開き、java -version と入力します。つぎのような表示を見ることができるはずです。
java version "1.4.2_03"
Java(TM) 2 Runtime Environment, Standard Edition (build 1.4.2_03-117.1)
Java HotSpot(TM) Client VM (build 1.4.2-34, mixed mode)
Java のバージョンが異なっていても、1.4 以降のバージョンであれば大丈夫です。Java の1.4.x バージョンは、MacOS 10.2 以降のすべてのバージョンに含まれています。Java 1.4.2 は、MacOS 10.3.x とのみ互換性を持っている点に注意して下さい。システム初期設定のソフトウェアアップデートというコントロールパネルを使って、オペレーティングシステムと互換性を持った最新のバージョンのJava にコンピュータをアップデートさせたいと思うかも知れません。
次のようなステップを実行して、OS X内の Java の配置について調べて下さい。ターミナルから、以下のようにJava インストールの心臓部に進んで下さい。
[computron:~] bbn% cd /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/
[computron:Frameworks/JavaVM.framework/Versions] bbn% ls -l
total 16
drwxr-xr-x 9 root wheel 306 23 Sep 23:39 ./
drwxr-xr-x 10 root wheel 340 20 Feb 20:04 ../
drwxr-xr-x 3 root wheel 102 10 Jan 01:28 1.2/
drwxr-xr-x 3 root wheel 102 10 Jan 01:28 1.3/
drwxr-xr-x 7 root wheel 238 23 Sep 23:39 1.3.1/
drwxr-xr-x 8 root wheel 272 9 Jan 22:26 1.4.2/
drwxr-xr-x 5 root wheel 170 10 Jan 01:28 A/
lrwxr-xr-x 1 root wheel 1 20 Feb 20:04 Current@ -> A
lrwxr-xr-x 1 root wheel 5 2 Feb 23:21 CurrentJDK@ -> 1.4.2
最初の４つのディレクトリのそれぞれには異なった JDK（Java Development Kit）が含まれています。このドキュメントの執筆時点では、最新のJDK のバージョンは 1.4.2 です。そのため、このバージョンがCurrentJDK としてシンボリックリンクを張られています。 Mxj はこの最新版を利用します。それでは、この中を見て見ましょう。
Classes ディレクトリにはいくつかの JAR パッケージがあり、Libraries ディレクトリには、Javaで使用する、 Mac OS にネイティブなライブラリがあります。そして、Headers には、Cのヘッダファイルがあります。Commands ディレクトリには、従来から Java の bin ディレクトリ内に収められていたjar、java、javac、javadoc などのファイルがあります。Home ディレクトリは、よりなじみのあるものに見えるでしょう。この中の bin ディレクトリには、Commnads ディレクトリ内にあるファイルへのシンボリックリンクがあります。ここには Headers ディレクトリを指すものも含まれています。そして、lib ディレクトリには、予想されるようにすべての環境設定やプロパティに関するファイルがあります。
CurrentJDKからディレクトリ構造をレベル2つ分上がってみましょう。
[computron:JavaVM.framework/Versions/CurrentJDK] bbn% cd ../..
[computron:Library/Frameworks/JavaVM.framework] bbn% pwd
/System/Library/Frameworks/JavaVM.framework
[computron:Library/Frameworks/JavaVM.framework] bbn% ls -l
total 56
drwxr-xr-x 10 root wheel 340 20 Feb 20:04 ./
drwxr-xr-x 60 root wheel 2040 20 Feb 20:04 ../
lrwxr-xr-x 1 root wheel 27 2 Feb 23:21 Classes@ -> Versions/CurrentJDK/Classes
lrwxr-xr-x 1 root wheel 28 2 Feb 23:21 Commands@ -> Versions/CurrentJDK/Commands
lrwxr-xr-x 1 root wheel 24 20 Feb 20:04 Headers@ -> Versions/Current/Headers
lrwxr-xr-x 1 root wheel 24 2 Feb 23:21 Home@ -> Versions/CurrentJDK/Home
lrwxr-xr-x 1 root wheel 23 20 Feb 20:04 JavaVM@ -> Versions/Current/JavaVM
lrwxr-xr-x 1 root wheel 29 2 Feb 23:21 Libraries@ -> Versions/CurrentJDK/Libraries
lrwxr-xr-x 1 root wheel 26 20 Feb 20:04 Resources@ -> Versions/Current/Resources
drwxr-xr-x 9 root wheel 306 23 Sep 23:39 Versions/
JavaVM.framework ディレクトリには、Versions フォルダに加え、JDKの最新バージョンの中のディレクトリへのシンボリックリンクがあります。次に、root のすぐ下のLibrary フォルダに戻って、Java ディレクトリを調べてみましょう。
[computron:Library/Frameworks/JavaVM.framework] bbn% cd /Library/Java
[computron:/Library/Java] bbn% ls -l
total 24
drwxrwxr-x 5 root admin 170 20 Feb 20:04 ./
drwxrwxr-x 43 root admin 1462 20 Feb 20:04 ../
drwxrwxr-x 8 root admin 272 23 Sep 20:24 Extensions/
lrwxr-xr-x 1 root admin 48 20 Feb 20:04 Home@ -> /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Home
ここの Home ディレクトリは、JavaVM.framework ディレクトリの中にある Home ディレクトリへのシンボリックリックです。このJavaVM.framework にあるHome ディレクトリ自体も、カレントのJDKの中にあるディレクトリへのシンボリックリンクになっています。それでは、Extensions フォルダへ移動しましょう。
[computron:/Library/Java] bbn% cd Extensions
[computron:/Library/Java/Extensions] bbn% ls -l
total 2288
drwxrwxr-x 8 root admin 272 23 Sep 20:24 ./
drwxrwxr-x 5 root admin 170 20 Feb 20:04 ../
-rwxr-xr-x 1 bbn admin 54665 28 Aug 2002 activation.jar*
-rw-r--r-- 1 bbn staff 364863 7 Jun 2001 javaSpeechFramework.jar
-rwxr-xr-x 1 bbn admin 305434 28 Aug 2002 mail.jar*
-rw-r--r-- 1 bbn admin 215441 23 May 2003 mysql-connector-java-3.0.8-stable-bin.jar
Java による開発をこれから始めるという場合には、Extensions ディレクトリはおそらく空でしょう。は、システムを利用するすべてのユーザがクラスファイルにアクセスできるようにしたい場合には、このLibrary/Java/Extensions に クラスファイルを置きます。共用のマシンで作業をする場合、"/Library/Java/Extensions" フォルダをあなたの home ディレクトリの中に置き、クラッタのグループを制限したり、あなたのファイルを他人がいじることを防ぐ必要があるでしょう。上記のリストには、４つの JAR ファイルがあり、これらがJava による開発環境の可能性を拡げています。activation.jar には、JavaBeans Activation Framework のクラスがあります。javaSpeechFramewark.jar には、コンピュータによる発語や、スピーチコマンドに応答するために必要なクラスがあります。mail.jar には、e-mail の送受信を行なうクラスがあり、mysql-3.0.8-stable-bin.jar には、一般的なオープンソースのデータベースソフトウェアである、MySQL のJDBC ドライバがあります。