File 08. まずは敵を知る‥‥イメージの分析(1)
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242.argb,242histo -
● natoには、画像の分析を行うオブジェクトがいくつかあります。「分析した結果を他のアクションのパラメータとして扱う」といったことは、Max/MSPの得意とするところですから、その「画像版」と言えますね。結果の数値はint,float,リスト等のMaxメッセージで出力されるので、他の画像や音などを加工したりコントロールしたりするために、容易に使うことができます。ここでは、ピクセルのRGB値を扱うオブジェクトを紹介します。
01. 242.argb
242.argbはピクセルのa(αチャンネル)、r(Red)、g(Green)、b(Blue)の値を出力します。機能としてはシンプルで、[coords]で指定したピクセルのargb値を4つの値を持つリストとして出力するだけです。

図08_01

02. 242.argb2
242.argb2は、242.argbの上位バージョンという感じで、より柔軟性があります。値の出力を行う/行わない、連続して行う/1回行ってストップさせる、等の動作を指定することができます。また、[coords]で指定したピクセルを起点として、複数のピクセルを対象としたり、イメージの全ピクセルを対象としたりすることもできます。

図08_02

03. 242.histo
242.histoは、[histo]コマンドで指定したRGB&いずれかの値の分布を出力します。画像全体が対象となり256個の要素が出力されますが、ピクセル数の大きい画像ほど値は大きくなります。出力を見るためには、"multislider"等のオブジェクトに接続します。(スライダ数は256にセットします。)
その他、分析されるピクセル数や、ピクセルの最大・最小・平均値、最大・最小頻度のピクセル値を出力することもできます。下のパッチ図では、ヒストグラム以外の出力は見やすいようにサブパッチにしています。

図08-03a

図08-03b

03. 242.histo2
242.histo2は、242.histoとはちょっと変わった機能を合せ持っています。このオブジェクトは、イメージのヒストグラムを出力する他に、ヒストグラムデータ(256個の値)を受け取ってイメージをイコライズすることができます。ヒストグラムによるイコライズは、明るさの変化やコントラストといったような効果があります。これも出力はサブパッチにしました。

図08_04a

図08_04b

今回は、RGBピクセル値を扱うオブジェクトを御紹介しました。分析系オブジェクトは、まだまだありますので、file09 で御紹介しようと思います。
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