File06. まぜまぜしたらオイシい?

- 242.collageで画像合成 -

● いよいよイメージの合成に挑戦です。natoには242.collage及び、242.collage2,3,4,という4つのオブジェクトがあります。いずれも似たような目的で使用できますが、微妙に違っています。242.collageをスタンダード版とすると、242.collage2、242.collage3ではイメージサイズの変更が可能になっています。また、242.collage3では、入力イメージの色の適用をコントロールする「色」(fgcolor,bgcolor,opcolor)の指定がインレットごとにできます。(collageやcollage2ではすべてのイメージに共通な値としてしか指定できません。)。242.collage4は、242.collage3の特長を残しつつ、いくつかの機能をカットしてある高速版です。
01. 242.collage
 まずは基本的な242.collageの使用について見てみましょう。単にイメージをインレットに繋いだだけでは、左インレットの画像しか表示されません。「あれぇ」と思ってしまいますが、これはQuickDrawのトランスファーモード(転送モード)という機能のためです。
242.collageのトランスファーモードはデフォルトでは0(単純な上書き)になっていますが、これを変更することでいろいろな合成が可能になります。(トランスファーモードについてはcolumn03-Quicktimeのトランスファーモードに簡単な説明があります)。下の図では、トランスファーモードを指定して2枚の画像から合成をしています。

図06_01

 242.collageでは最大512までの画像を合成することが可能で、引数でインレットの数(合成するためのソースとなるイメージの数だけ必要です)を指定することができます。イメージは、最も右のインレットのものから順に重ねられていき、最も左のインレットからのイメージが入力されると、合成された画像が出力されます。結果として、最も右のインレットからの画像がいちばん「下」に、最も左のインレットからの画像がいちばん「上」になります。そのため、いちばん下にあたる最も右のインレットだけは、常にトランスファーモードを0(置き換え)にしておく必要があります。
 図の[clearmode]は、242.collageが合成データを書き込む前にオフスクリーングラフポートをクリアします。サブパッチmodeはcolumn03でも使用しているものですが、これはトランスファーモードを表示するためにおいてあります。

 次の図では、4つのイメージを合成しています。

図06_02

 [off.indiv]は指定したインレットからのイメージをOn/Offします。第1引数0でOff,1でOnです。また、第2引数はインレットを指定します。0または指定がない場合はすべてのインレットに適用されます。[off.random]はランダムにインレットをOn/Offします。
 [sel.src.random]はオリジナルイメージのランダムな領域をイメージとして使用します。また、[dst.mode]は選択された領域をオフスクリーングラフポートのサイズにスケールするかどうかを指定します。各々[reset....]のついたコマンドで設定をリセットできます。この他、[copymode]のリセットや[copymode.random]をリセットするコマンドもあります。
02. 242.collage2
 242.collage2も基本的には242.collageと同様の機能をもっています。違う点は、グラフポートのサイズを変更できるということです。

図06_03

 オフスクリーングラフポートのサイズを変更することで、解像度を変更するような効果が得られます。
03. 242.collage3
 242.collage3もグラフポートのサイズ変更ができますが、最も大きな特長は、インレットごとに異なるfgcolor,bgcolor,opcolorを設定できる点です。これらの値は[copymode]の設定によっては、結果として合成されるイメージに大きな影響を与えます。多くのイメージをソースとして合成を行う際に、きめ細かな設定をすることができます。

図06_04

04. 242.collage4
 242.collage4でも、インレットごとに異なるfgcolor,bgcolor,opcolorを設定できます。ランダムなcopymodeの変更などの機能はありませんが、242.collage3の高速版と考えることができます。指定したインレットから入力されるイメージから、xy座標によって範囲を指定して適用する[coord]というコマンドもあります。

図06_05

242.collageは、いろいろなイメージを重ね合わせることで、新しいイメージを作ることができます。さらにまた、マスクやマトリックス情報を受け取って入力されるイメージに適用することもできます。これらについての詳細は242.mask,242.matrixといっしょに回を改めて見ていくことにしましょう。
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