サウンドマネージャ

MSPによるサウンドマネージャの使用

MSPは、MaxフォルダにMSPオーディオドライバがないか、すべてのオーディオドライバファイルが初期化されない場合(例えば、適当なハードウェア、ソフトウェアが見つからないとき)サウンドマネージャを利用します。

「モニタ&サウンド」コントロールパネルはサウンドマネージャで使われる設定だけを変更します。これは、外部オーディオ・インターフェースカードには、これらのカードがサウンドマネージャ・ドライバで利用されている場合を除いて、影響を及ぼしません。、(繰り返しますが、MSPでサポートされないオーディオ・インタフェースカードは推奨できません。)

次の図は、「モニタ&サウンド」コントロールパネルのサウンド部分を示しています。

「モニタ&サウンド」コントロールパネルのサウンド設定

大部分のMac OSコンピュータとシステムバージョンでは、「モニタ&サウンド」の次のようなコントロールはMSPに影響を及ぼします。:

ボリューム(サウンド出力レベル)

サウンド出力レベルは、MSPから来るサウンドのボリュームに影響します。RCAライン出力を持つコンピュータ(Macintosh 8500と8600)の場合、サウンド出力レベルは、すべてのコンピュータに見られるヘッドホンタイプのジャックと同じように、これらの接続に関しても影響を及ぼすので注意が必要です。

サンプリングレート(サウンド出力レート)

この設定は、単に、スタートアップの時に読み込まれる、指定されたサンプリングレート(これは、MSPのようなアプリケーションに読み取られます。)をユーザ初期設定にストアするものです。もし、MSPの実行中に、「モニタ&サウンド」コントロールパネルでこの設定を変更しても、MSPでは何も変更されません。

しかし、MSPのDSPステータスウィンドウを使うと、MSPの実行中にサンプリングレートを変更することができます。ロックされたパッチャーウィンドウで、dac~またはadc〜オブジェクトの内のどれかをダブルクリックすることで、DSPステータスウィンドウを見ることができ、ポップアップメニューから、好きなサンプリングレートを選ぶことができます。

たとえ「モニタ&サウンド」がサウンド出力レートとしてサンプリングレートを示していても、MSPはサウンド入力と出力に同じサンプリングレートを使用します。そうでないと、入力されたサウンドを聞く時には、歪められ、移調されてしまうでしょう。

サウンドマネージャを使用している時、MSPは「モニタ&サウンド」コントロールパネルで設定されたサンプリングレートで起動します。しかし、MSPのDSPステータスウィンドウで違うサンプリングレートを選択すると、「モニタ&サウンド」の設定は影響しません。

サウンド入力ソース

サウンド入力ソース(サウンド入力)は、入力オブジェクトadc~またはezadc~への、オーディオシグナルのソース(入力源)をセットします。「モニタ&サウンド」コントロールパネルは、MSP(または、サウンド入力を使用する他のアプリケーション)が実行されている間は、サウンド入力源の変更ができません。しかし、MSP はDSPステータスウィンドウでそれを変更することができます。サンプリングレートの場合と異なり、MSPのDSPステータスウィンドウでサウンド入力ソースを変更すると、「モニタ&サウンド」の設定も(次に述べる1つの例外を除いては)変更されます。

様々なコンピュータのモデルは、異なったサウンド入力ソースを持っています。CD-ROMを持ったデスクトップマシンでは、たいてい内臓CD (またはCD)とマイクロフォンのどちらかを選ぶようになっています。後者は、コンピューターの背面にあるラインレベルのミニステレオジャックを指しています。これが(マイクレベルではなく)ラインレベルであるということは、次のいずれかを使用する必要があるということを意味します。それは、ライン入力ソース(CDプレーヤ等)、ラインレベルで出力できるマイク(コンピュータに付属するもの)、あるいはマイクを接続したミキサの出力です。コンピュータが内臓マイクを持っている(例えば、PowerBook)場合、サウンド入力ソースのリストには、内臓マイク(組込みのマイク)、拡張ベイ(CD-ROMドライブ)、外部オーディオ入力またはライン入力(コンピュータの背面にあるミニステレオジャック)があるかもしれません。「AV」機能をもつマシンでは、AVコネクタという選択肢もありますが、これはAVを装備したコンピュータの背面にある赤と白のRCAジャックを指しています。AVコネクタは明確なオーディオ「入力」の選択肢ですが、AVコネクタの「出力」は、常にコンピュータのミニステレオジャックと同じものである点に注意して下さい。

サウンド・インタフェースカードを使用していて、サウンドマネージャドライバが機能拡張フォルダにインストールされている場合、カードの名前がサウンド入力ソースのポップアップメニューに表示されるかもしれません。例えば、Digidesignのカードのサウンドマネージャドライバは、「Digidesign」と表示されるでしょう。OS8.0以降でサウンドマネージャドライバを選択するには、より古いシステムのサウンドコントロールパネルを使用する必要があるでしょう。

Power Macintosh G3モデルでSystem8.1の場合、モニタ&サウンドコントロールパネルは他のコンピュータと違った動作をします。インストールされたオーディオインタフェースカードのサウンドマネージャドライバがない場合、サウンド入力ソースはサウンドモニタリングソースと呼ばれます。ドライバがインストールされていると、サウンド入力ソースとサウンドモニタリングソースの双方のポップアップメニューが表示されます。しかし、両方のアイテムのポップアップメニューでオーディオ・インタフェースカードを選択することはできません。1つの回避方法として、古いSystemの「サウンド」コントロールパネルを使用することがあげられます。これは、Maxが立ち上げられる時、サウンドモニタリングソースを常に「なし」にセットします。しかし、Maxの実行中は設定を変更することができ、MSPが使用するオーディオ入力を変更することができます。これを行った後、MSPのDSPステータスウィンドウでサウンド入力ソースを選択しても、再びサウンドモニタリングソースを「なし」に設定するまで何の効果も及ぼしません。サウンド入力ソースのメニューが「モニタ&サウンド」コントロールパネルに現れている場合、MSPは起動時に、サウンド入力ソースとしてポップアップメニューで選択されたものを用います。もし、サウンドモニタリングソースのポップアップメニューしかあらわれないとき、それが「なし」の場合だけMSPのサウンド入力ソースしとして使用されます。「なし」の場合には、MSPで明確に選択したものが使用されます。

もう一つの違いは、MSPの実行中にG3にオーディオCDを入れると、望むかどうかにかかわらず、MSPのサウンド入力がCDにセットされてしまうということです。その上、DSPステータスウィンドウのポップアップメニューで入力ソースを変更しても効力を持ちません。「モニタ&サウンド」コントロールパネルのサウンドモニタリングソースも同様にCDに変更されます。CDをイジェクトすると、サウンドモニタリングソースは「なし」に戻り、MSPはサウンド入力の選択をコントロールできるようになります。

G3では、サウンドモニタリングソースとMSPの出力がミックスされてしまうという違いがありますが、これは他のコンピュータでは見られない現象で、役に立つか、アタマにくるかのどちらかでしょう。Maxが起動する時には常にサウンドモニタリングソースを「なし」にセットするので、あなたが、Maxの実行中にサウンドモニタリングソースを変更したかCDを入れたかのどちらかであるという事実だけが確かであるという点に注意して下さい。

サウンドの出力先

コンピュータにサウンド・インタフェースカードがインストールされていて、MacOS8を使用していない場合、内臓オーディオ出力またはカードのオーディオ出力を選ぶことができるポップアップメニューが現れます。サウンド出力先として、オーディオカードを選択した時、サンプリングレートのリストは変更されるか、全く消えてしまうでしょう。

「モニタ&サウンド」コントロールパネルは、MSPの実行中にサウンド出力先を変更することができますが、何の効果も現れません。MSP上ではサウンド出力先を変更する方法はありません。これ以上の、特定のカードのサウンドマネージャドライバについての情報は次のセクションを見て下さい。

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